相倉の水田

《日本の原風景を訪ねて》


 「映り込みはどうですか」と聞いてきたのは上越から来た男性でした。「すぐ終わりますから」と言うと、「急がなくてもいいですよ」と言って畦道で待っていたので、5月の初めに十日町市の松代へ棚田を撮影に行った話をして盛り上がりました。彼らは立山の滝を撮りに行く途中で、相倉で田植えが終わったという情報を聞いて立ち寄ったとの事でした。



       

 雪の時とイメージが違うと思いながら奥へ入って行くと、民家から老女が出て来たので「おじゃましてます」と挨拶すると「なんのなんの、ごゆっくりどうぞ」と言って、水田の間にある畑に入って行きました。耕作を始めた老女の横でマーガレットが風にそよいでいました。

  

2009年06月30日 Posted by 駄馬 at 12:02Comments(2)TrackBack(0)

映画 『剱岳』

 
 映画 『剱岳・点の記』を観て来ました。新田次郎の原作を名カメラマン大村大作が監督した映画です。大村監督にとっては第一回監督作品となります。山の映像表現は素晴らしいと思いました。香川照之がいい味を出していると思いました。

 私は二度剱岳へ登ろうと試みたことがありました。立山室堂から一回目は剱沢小屋、二回目は剱御前小舎まで入りましたが、二度とも翌日天候が悪くなって断念しました。一度は雷鳥坂を下りる時に強い風雨で、ザックカバーが吹き飛ばされそうになったことを、映画の暴風のシーンを観て思い出しました。

 剱岳は険しい山ですから、この年になってからでは駄目だろうと諦めています。縁の無かった山だと諦めています。山は何時までも待っていてくれますが、こちらの体力がカウントダウンを始めていますから、行ける山が徐々に絞られてきています。そんな思いで映画を観ていたら、知っている地名が随所に出て来ました。下の写真は2002年の夏に別山から撮った剱岳です。

  

2009年06月29日 Posted by 駄馬 at 15:00Comments(2)TrackBack(0)つぶやき

五箇山を展望する

《日本の原風景を訪ねて》


 相倉へ入るには時間制限があるので、時間調整をして行くと既に数台の車がありました。駐車料金を徴収している係員に聞くと、「多少早くても大目に見て入れています」とのことでした。

 早速展望所へ登って全体を眺めてみました。五箇山は白川郷より規模は小さいが、それなりの趣があると思いました。田植えが終わった水田は早苗の模様を造っていました。これから緑が日増しに濃くなっていくことでしょう。



         

  

2009年06月28日 Posted by 駄馬 at 20:01Comments(1)TrackBack(0)

白川郷・西側地区を行く

《日本の原風景を訪ねて》


 日の出前、青空も見えて来ました。一枚目の家屋は店舗ですが、いい雰囲気の佇まいをしていました。

 荻町地区に少しずつ人が出て来たので、引き揚げて五箇山へ車を走らせました。



       

  

2009年06月27日 Posted by 駄馬 at 11:56Comments(2)TrackBack(0)

かん町~早苗

《日本の原風景を訪ねて》


 観光で白川郷に来た人々で、かん町地区まで足を延ばす人は少ない。静かな場所です。建物も合掌造り以外は殆どありません。写真を撮るには好都合な場所です。

 最初の写真は用水路から、田植えが終わったばかりの田圃を前景に、3軒の合掌造りを撮ったものです。3軒の三角形が均等にならないように、少し左によって撮りました。前の一軒は屋根の葺き替え中で左半分が出来上がっていました。



       

 下の写真は水田の模様が面白かったのでそれを取り込んでみなした。仕上げをカラーにしなかったのは、民宿の駐車場に派手な車が2台停まっていたので、それが目障りにならないようにモノクロにしました。

  

2009年06月26日 Posted by 駄馬 at 15:00Comments(1)TrackBack(0)

白川郷・明善寺

《日本の原風景を訪ねて》


 明善寺地区ではこの角度から見る景観が好きです。合掌造りの並びが美しいと思います。特にこの時期は水を張った田んぼに映り込みます。私がいる間に散歩の人が挨拶をして通り過ぎ、写真の人が横に立っただけでした。この静かな雰囲気も1時間もたたないうちに、霧とともに消えてしまうことでしょう。



  

2009年06月25日 Posted by 駄馬 at 12:00Comments(2)TrackBack(0)

和田家の朝

《日本の原風景を訪ねて》


 白川郷・荻町の中心、和田家とその周辺です。森や林には朝霧が降りていました。ヤマボウシやアヤメが合掌造りに彩りを添えていました。



       



         

2009年06月24日 Posted by 駄馬 at 12:00Comments(1)TrackBack(0)

天守閣への道

《日本の原風景を訪ねて》


 展望台(城山天守閣)から荻町を眺めていると、ここへ上がる途中に目にした風景が頭に浮かびました。帰りに立ち寄ってみました。まだ早い時間で人影はありませんでした。朝露に濡れながら田んぼの畦道に入って行きました。山を背にして田畑に囲まれて、三軒の合掌造りは昔からここにひっそりとあるような佇まいでした。この景色の方が観光客が行き来する白川の町中より、原風景に近くて画になると思いました。





  

2009年06月23日 Posted by 駄馬 at 12:00Comments(2)TrackBack(0)

白川郷の朝霧

《日本の原風景を訪ねて》


 ぼんやりとした意識の中で薄目を開けると、空が明るくなっていました。はっとして起き上がり車の外に出ると、冷気が体を包み身震いを覚えました。霧が降りていました。これはチャンスかなと思いました。時計を見ると4時を少し過ぎていました。昨夜白川郷道の駅に着いたのは零時半ごろでした。眠いまなこをこすりながら身支度をして、展望台へと急ぎました。

 展望台には誰もいませんでした。眼下の荻町に朝霧が降りていました。まだ眠りから覚めていないのでしょうか。動くものは何もありません。写真を撮り始めた頃、一人の男性が来て並んで撮っていましたが「こりゃ霧が深くてだめだなあ」と独り言のように言って帰って行きました。これも面白い景色だと内心想いました。

 正面の立派な合掌造りの家は和田家でした。その手前に広がる田んぼは既に田植えが終わっているようでした。荻町に降りている霧は、深くなったり浅くなったりして徐々に後退していきました。



         

  

2009年06月22日 Posted by 駄馬 at 18:00Comments(1)TrackBack(0)

久留女木黄昏

《日本の原風景を訪ねて》


 雨上がり、今日は夕日がいいのではないかと思い、再び久留女木の棚田へ行って来ました。

 午後5時ごろ棚田に行くと数台の車がありました。農作業の人々は既に引き上げて、ここに居るのは写真目的の人だけでした。撮影ポイントへ行って、日の入りを待っていると、10台位のカメラが並びました。

 固唾をのんで待っていると、太陽が三河の山並みに沈んで行きました。こういう時は誰も小声になる。隣の男性が「思惑通りにはいきませんね」とボソボソと話しかけて来ました。この男性も私と同じように夕焼けを期待して来たのでしょう。こんな時に鰯雲でもあれば最高だがと思って待っていると、陽が沈んでしばらくして一瞬棚田がオレンジ色に染まりました。



         

  

2009年06月21日 Posted by 駄馬 at 09:12Comments(2)TrackBack(0)写真

久留女木伝説

《日本の原風景を訪ねて》


 - 老婆が田植えをしようとしていると、行基というえらいお坊さんが来て、藁人形を五つばかり作って、田んぼに入れてやると、藁人形は田植えを始めました。老婆が腰を抜かさんばかりにびっくりしていると、藁人形は田植えを終えて川に流れて行きました。藁人形は反転して田のくろに止まってしまいました。それから誰言うともなく反転(久留女木)と言うようになり、この谷川を久留女木川と呼ぶようになったそうです。-

 いなさ観光ガイドに、『反転』という久留女木にまつわる『いなさの昔ばなし』があると紹介されてました。





       

  

2009年06月20日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(2)TrackBack(0)写真

久留女木棚田の田植え

《日本の原風景を訪ねて》


 棚田を調べていたら久留女木に棚田があるのを知りました。”これが灯台下暗しか”と早速行ってみました。ゴルフへ行く時に通る、いなさ湖沿いの道の上に、こんな立派な棚田があるのをついぞ知りませんでした。

 棚田に入って行くと人が集まっていて、「ごくろうさま」と言われたので、慌てて「写真を撮りに来ただけです。お邪魔なら出直します」と言うと、「いいよ、いいよ、車はあの奥に置いて」と農夫が言いました。

 集まっていた人々はボランティアで耕作に来た人達でした。畦道の下草刈りや、水張りや、代掻きを手分けして始めました。棚田を最上段まで見て回って戻って来ると、若者たちが田植えをしていました。その姿を撮っていると指導者風の農夫が近づいて来て、「おしりですか」と聞いたので「このアングル面白いですよ」と言って笑いました。「普段は機械で植えるんだが、彼らが田植えを体験したいというから」と男性は言いました。前に回って「写真を撮らせてもらうよ」と声を掛けると、2・3人の若者が手を休めて、Vサインをしてポーズを作りました。その様子を見ていた農婦に「まじめに仕事をしてね!」と言われて、笑いが田んぼに広がりました。





     

2009年06月19日 Posted by 駄馬 at 07:00Comments(2)TrackBack(0)写真

映画『阿弥陀堂だより』

 昨夜、衛星映画劇場で『阿弥陀堂だより』を観ました。5月の初めに訪れた飯山市の三部(サンベ)棚田周辺でロケをした映画なので懐かしく観賞しました。

 随所に見覚えのある風景が出てきました。飯山のありのままの姿を四季の美しさとともに映し出していました。何よりも良かったのは、信州の山里で生活する人々の、時間がゆっくりと流れて行くところを、素晴らしい映像美で表現していたところでした。『阿弥陀堂だより』には奥信濃の原風景がいっぱい詰まっていました。

 寺尾聰・北林谷栄・田村高廣・香川京子などがいい味を出していました。特に主演の寺尾聰がよかった。会話の少ない、何んとも形容できない間が、いいなぁと思いました。心惹かれました。



 この映画は『雨あがる』で第24回日本アカデミー賞を総なめにした小泉尭史監督の演出の確かさを改めて感じました。原作は今でも長野県で医師をしながら作品を書いている南木佳士の同名小説『阿弥陀堂だより』です。久しぶりにいい映画を観ました。

          

2009年06月18日 Posted by 駄馬 at 12:00Comments(2)TrackBack(0)つぶやき

四谷千枚田・中の段

《日本の原風景を訪ねて》


 四谷千枚田の中段付近の棚田です。個人的にはこの辺の棚田が好きです。

6月6日に棚田アートがあったことを最近知りました。残念でした。来年もあれば必ず行きます。



  

2009年06月17日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(4)TrackBack(0)

写真展始まる

 『フォト エッセー 2009』 がいよいよ今日から始まりました。21日(日)までです。

午前中、設営に行って来ました。午後1時オープニング。

下の3点が私の出展作品です。大峰高原で撮った『花ふぶき』が幸運にも賞を頂くこととなりました。

お昼は《オレンジパパ》さんへ。そこで《ダンディ・和田》さんとお会いしました。初対面でしたが楽しく会食が出来ました。

  

    

2009年06月16日 Posted by 駄馬 at 16:01Comments(6)TrackBack(0)マイフォト

朝光・千枚田

《日本の原風景を訪ねて》


 上から見た四谷千枚田です。背後の山から太陽が顔を出して、棚田に朝光が射し始めた頃です。

         



         

  

2009年06月16日 Posted by 駄馬 at 06:31Comments(0)TrackBack(0)

宝永山散策

 山の仲間に誘われて『天王町西ハイキングクラブ』に初参加。参加者は40数名。女性が圧倒的に多い。午前6時、JA長上支店出発。私は今まで単独か、数名の仲間と山に行っていたので、団体登山への参加は初めてでした。どんなメンバーの集まりかと少し緊張しましたが、道中自己紹介がありましたので様子が分かりました。クラブ名に天王町西とついていましたが、天王町以外の人が多く、中には静岡市からの参加者もありました。山のベテランから初心者まで、年齢層は中高年がほとんどでした。

 富士山新五合目に到着すると、まずストレッチ指導員による準備体操をして出発。人数が多いので4組に分かれて元気なところを記念撮影。
  

 六合目へジグザク登る。見える予定の富士山頂方面は雲の中。梅雨入りに入って4日目、雨が降らなきゃ良しとしようか。這い松の芽吹きが眩しい。
  

 六合目で一本立てる。山開き前につき山小屋は閉鎖中でした。ここから上への登山道もロープで閉鎖されていました。しかし、眼を凝らして見ると上の方を歩いている人影がありました。我々は巻道を宝永山の火口へ。火口には残雪がありました。正面の宝永山山頂は雲で見え隠れしていました。
 

 第一火口点まで降りると、雪遊びをしている人たちが目に入りました。擂鉢の底には大きな石がゴロゴロしていました。中には大岩ほどの物体もありました。「どこから来たのかねえ」と女性群に聞かれたので、「噴火の時に取り残されたか、上から転がり落ちてきたか、でしょう」と答えたが自信はありません。
  

 宝永山山頂への登りに取り付きました。足を取られながらゆっくり登りました。人数が多いので前がつかえだすと、2・3歩進んでは止まり、2・3歩進んでは止まりの繰り返しとなって疲れました。自分のペースで進む方が疲れない様な気がしました。途中、脚が吊ったり気分が悪くなった人もいましたが、無事全員山頂に着きました。団体だとリーダーや救護班の人は大変だと思いました。風が強かったので小休止をして、記念写真を撮って下山しました。 
  

 宝永山山頂から富士山が一番よく見えた時の写真です。右に残雪が伸びている稜線には、御殿場口からの登山道がありました。


 ザラ場を滑るように下りて、擂鉢の底で昼食を摂りました。ここにはベンチもあって休憩するにはいい場所でした。見上げると今登って来た山頂から雲が取れていました。雪の上で遊んでから、樹林帯のコースを新五合目まで降りました。唐松とダケカンバが混在している頭上でオオルリが盛んに鳴いていました。
    

2009年06月15日 Posted by 駄馬 at 18:00Comments(0)TrackBack(0)登山

四谷千枚田・下の段

《日本の原風景を訪ねて》


 これは最下段から四谷千枚田へ入って行ってとった棚田と水車です。田植えが終わったばかりで綺麗に整備されていました。





  

2009年06月14日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(2)TrackBack(0)

霧の四谷千枚田

《日本の原風景を訪ねて》


 雨上がり。今日は霧が出そうだと思い、四谷千枚田へ行って来ました。4時40分頃、現場で準備をしていると四日市から来たという二人が、「初めて来たんだけど…、どうなっているの」と聞いてきたので、「ここは一番下で、道なりに行けばガードレールがチラッと見える中段に行けます」「さらに行けば展望所がある上段になります」と言うと、「ありがとう。行ってみるか」と言って二人は車に乗り込みました。

 二人が上段へ着いた頃、待望の霧が出てきました。左の林から霧は降りてきて、千枚田を横切る様にして右の林を登って行きました。霧とも雲とも見える真綿のような物体の動きを見ていたら、肉眼では見えない竜神が棚田を横切って行ったような、おとぎ話の世界を想像してしまいました。



         



           

2009年06月13日 Posted by 駄馬 at 10:52Comments(2)TrackBack(0)

青鬼の画家

《日本の原風景を訪ねて》


 風景画を描いている人がいました。見させてもらいながら話をしました。物静かで優しそうな人でした。話の様子だと朝は山に雲が掛かっていたが、私が青鬼へ入る少し前の9時頃に雲がやっと取れたようでした。

 写真を撮らしてもらっていいか聞くと、気持ちよく承諾してくれました。しばし様子をうかがって待っていると、農家の人が足を止めて画を見始めました。これは絵になると思いシャッターを切りました。

       



         

2009年06月12日 Posted by 駄馬 at 15:00Comments(1)TrackBack(0)

白馬・青鬼

《日本の原風景を訪ねて》


 ここは白馬の町から北へ行った青鬼集落です。何度か訪れていますがこの時期は初めてでした。

今日は幸運にも白馬三山から五竜・鹿島槍へと連なる北アルプスが見えていました。

田に水を張って代を掻いていたのは一枚だけでした。本格的な田植えの準備はこれからのようでした。



       

  

2009年06月11日 Posted by 駄馬 at 12:39Comments(2)TrackBack(0)

大西の棚田

《日本の原風景を訪ねて》


 山道をゆっくりと走って行くと小さな立札がありました。黒ずんだ板は『大西の棚田』とかろうじて読み取れました。舗装もしてない農道を入っていけるのだろうかと躊躇していると、二軒ある農家の一軒から男性の姿が見えたので、「入って行って大丈夫ですか」と聞くと「Uターン出来るとこがあるから、ちょっと行くと右下に棚田が見えるから」と親切に教えてくれました。

 聞いた通りに入って行くと右下に田んぼが見えました。写真を撮ろうかと準備をしていると軽トラックが来たので、押されるように奥に進むと道が二俣に分かれた広い場所がありました。「仕事の邪魔をしてすいません」と云うと、窓を開けて手を振りながら田んぼに下りて行きました。



       

  

2009年06月10日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(2)TrackBack(0)

中条村を行く

《日本の原風景を訪ねて》


 上水内郡中条村の棚田100選に選ばれた棚田を探して行ってみました。白馬長野道から山里に入って行くと、やきもち家という大きな施設がありました。道を聞いてみようと思って入って行ったが、静まり返っていて人影がありませんでした。来た道を引き返すと、畦草を刈っている人がいたので尋ねると、「この辺には棚田はありませんよ」と云う返事でした。都会から住みついて5・6年で周囲のことが良く分からないようでした。

 山道をエゴエゴと走って方角が解らなくなった頃、苗田でお婆ちゃんが作業をしていました。「田植えの準備ですか?」と声をかけると「まだまだ…、苗床を調べているの」と言いました。「朝早くから大変ですね」と言うと「若い者はみんな町へ出て行って、やるもんが居ないからしょうないわ」と言いました。「写真一枚撮らせてもらっていいですか」と聞くと、「こんな恰好でいやだわ」と言ったので、「それがいいんですよ」と言ってシャッターを切らせてもらいました。

 道を変えてさらに上がって行くと鯉幟がたなびいていました。菜の花の丘で鯉幟が泳いでいて、白い山並みが見える景色のいい場所でした。鯉が気持ちよさそうに泳ぐ向こうに見える山は、飯縄から戸隠の山のようでした。観光用に鯉幟を泳がせているようですが、人子一人居ませんでした。








  

2009年06月09日 Posted by 駄馬 at 12:00Comments(2)TrackBack(0)

姨捨・田毎の月

《日本の原風景を訪ねて》


 篠ノ井線の姨捨駅の近くが、姨捨棚田の最上段になります。そこから棚田を眺めています。水が張られた水田で代掻きが始まっていました。千曲川が朝もやの中をゆったりと蛇行して流れていました。野焼の煙が静かに昇っていました。まだ6時前です。左に見える更埴の街は今だ帳の中にあるのでしょうか。

 姨捨棚田は月の名所としても有名で『田毎の月』とも呼ばれています。芭蕉や蕪村が次のような句を残しています。長楽寺に句碑がありました。

 
おもかげや 姨ひとりなく 月の友 (芭蕉)

 帰る雁 田毎の月の くもる夜に  (蕪村)


 道端に綺麗な花が咲いていました。野良仕事の疲れを癒してくれそうな花でした。田から上がってきた農夫が「まだ下の方は水が張ってないよ」と言って帰って行きました。彼らは日の出前から田に入り、ひと仕事してから朝食を摂るようです。私もひと働きしたから?何処かで飯でも食うか。 (^-^)



       



         

2009年06月07日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(1)TrackBack(0)

棚田の里・三部(サンベ)

《日本の原風景を訪ねて》


 阿弥陀堂の横に棚田が広がっていました。しかし、田圃は一部で菜の花やアスパラの畑に変わっていました。『棚田の里・三部』は看板倒れになりつつありました。原風景が失われつつある、過疎の村の現実を見た思いがしました。おうめ婆さんが見たら悲しむことでしょう。



       

  

2009年06月06日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(0)TrackBack(0)

『阿弥陀堂だより』の郷

《日本の原風景を訪ねて》


 長野県飯山市で映画『阿弥陀堂だより』のロケ地となった、里山があると聞いて行って来ました。飯山市から千曲川を渡って木島平方面へ向かって進むと、菜の花公園で菜の花祭りが真っ盛りでした。ここは童謡『おぼろ月夜』で知られた場所です。菜の花祭りを横目で見て、混雑した車の中を抜けた十字路を左に入って行くと、福嶋という山里に阿弥陀堂はありました。

 農道の辻ごとにお地蔵さんが立っていました。段々畑の一番奥に森を背にして阿弥陀堂はありました。『畑に入らないでください。…おうめ』と小さな立札がありました。映画『阿弥陀堂だより』では唯一セットはこの阿弥陀堂だけだったそうです。それがここに残されているのだそうです。

 しかし、私には100年以上も前からここにあるような雰囲気を感じました。そして映画のおうめ婆さんが阿弥陀堂から現れそうな気がしました。インターネットで調べるとおうめ婆さんの言葉が載っていました。

 … 雪が降ると山と里の境がなくなり、どこも白一色になります。 山の奥にあるご先祖様たちの住むあの世と、里のこの世の境がなくなって、どちらがどちらだか分からなくなるのが冬です。 …

       





         

2009年06月05日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(2)TrackBack(0)

美人林の新緑

《日本の原風景を訪ねて》


松代・松之山のサプライズとして松之山の美人林を紹介します。

美人林は美しいブナの林でした。新緑が美しいブナの林でした。

これほどに整然としたブナ林に出逢ったのは初めてでした。風薫る里山の風景でした。

         



           

2009年06月04日 Posted by 駄馬 at 06:30Comments(2)TrackBack(0)

天水越を探して

《日本の原風景を訪ねて》


 松之山温泉から幹線道路を少し行くと、川を挟んで天水島地区と天水越地区に分かれていました。天水島地区から戻って天水越地区へ入って、坂道を上って峠まで行きましたが目指す棚田は見つかりませんでした。Uターンをして下りてくると、行きに坂道で写真を撮っていた二人がまだ居たので、車を止めて道を尋ねることにしました。

 『旅写真』の案内欄を見せて「ここはどのへんになるか分かります」と聞くと「これは道が違うなあ」と言いました。もう一人が「ここへ行く道は狭くて対向車があるとすれ違えないような道だよ。この時間帯だと行かない方がいいよ。農家の方に迷惑がかかるから」と言いました。

 最初に雑誌を手にとった福井ナンバーの男性が、「この『旅写真』に俺の写真が載ってるよ」と開いた頁の『蒲生の棚田』が彼の作品でした。彼らと雑談しながら撮ったのが下の写真です。桜も咲いていて窪地には雪も残っていました。彼らは棚田を専門に各地を歩いているようで、雑誌やフォトコンにも投稿しているベテランでした。



         

  

2009年06月03日 Posted by 駄馬 at 12:00Comments(1)TrackBack(0)

天水島の棚田

《日本の原風景を訪ねて》


 定番の撮影ポイントから撮った天水島の棚田です。棚田の風景の中で、茅葺の作業小屋がポイントとして生きていると思いました。この天水島は地名から察するに、その昔陸の孤島であった場所だろうか。



        

  

2009年06月02日 Posted by 駄馬 at 18:00Comments(2)TrackBack(0)

天水島の親子

《日本の原風景を訪ねて》


 ここは松之山地区の天水島という所です。水田に降りて行くと軽トラで来た親子がいました。父親は田植えが近づいた田圃を見て回っていました。小学生らしい兄妹は、大きなビニール袋を持って山菜を摘んでいました。「君たち、えらいねえ」と声を掛けると、恥ずかしそうにペコリと頭を下げました。都会の小学生だと塾へ行っているか、ゲームをやっているが関の山だろう。



         

  

2009年06月02日 Posted by 駄馬 at 12:00Comments(0)TrackBack(0)