宿場町平福
《ふるさとの原風景を訪ねて》
国道373号線沿いの道の駅『宿場町ひらふく』から、道を挟んで反対側に古い街並の街道がありました。江戸時代初期、池田氏の城下町として陣屋や鳥取藩本陣が置かれ、因幡街道有数の宿場町として発展したそうです。
連子窓と千本格子のある瓜生原家には大きな鯉幟が横たわっていました。天神橋から見る作用川沿いの、石垣上の土蔵群が美しい景観を作っていました。旧田住邸の当主から宮本武蔵の話を聞きました。平福から近い美作市宮本は武蔵の里でした。義母が田住家へ嫁いでからは武蔵も平福へよく来るようになり、この地で修業し幼少の頃の基礎をなしたようでした。
関連記事